過払い金請求をする前に知っておきたい事

過払い金請求をする前に

過払い金請求をするには、まず過払い金が出ていなければ話になりません。 しかし、過払い金があるかどうかは実際に借りていた私達からすれば分かりませんね。

過払い金は言葉の通りに払いすぎたお金。 ただ払いすぎていたわけではなく、貸金業者が決められていた金利分よりも多く金利を取っていた事にあるんです。

これには出資法と利息制限法の2つの法律があったのが原因なんですね。

ちなみに今では利息制限法は廃止されて出資法のみになっています。
そしてこの出資法は上限が引き下げられて20%以下と定められています。

過払い金が実際にあるのかどうかは以前の利息制限法よりも、今の出資法20%と比べてどれぐらい払いすぎているかによって決まってきます。

当然払いすぎたお金という事は真面目に返済をしてきた人は多くの過払い金があることになりますね。

今ではラジオやテレビCM、インターネットの広告などでよくよく見かけるこの「過払い金」は、意外にも気付いていない人がまだ多く残っています。

過払い金が最高裁に認められてから何年か経っていますが、当時で7人に1人以上は過払い金の返還請求が出来る権利があるとされていました。

注意しなければいけないというか非常に勿体無いのが過払い金が多く発生しているかもしれないのに、過払い金の存在に気付かずに期限を過ぎて返還請求が出来なくなってしまう事です。

過払い金の返還請求権利は最後に取引をした日から10年以内とされていて、10年を過ぎると消滅時効として権利が無効になってしまいます。

また、過払い金は返還するのが一般的ですが、貸金業者からすれば痛い出費ともとれる訳なんです。

経営状態が良好ならそれほど痛くはないかもしれませんが経営状態が苦しい貸金業者は、いつ倒産してもおかしくありませんね。

過払い金がきっかけで倒産している貸金業者も数多くあるのが実情です。

もし、貸金業者が倒産してしまって一定期限を過ぎれば過払い金は返還されませんし、倒産するのが決定した時点で本来返ってくる金額の過払い金は戻ってこないでしょう。

以上の事からも分かるように「過払い金」の存在に気付いたらなるべく早めに返還請求をした方が良いのです。

過払い金請求をする際の3つのデメリット(+α)

取り戻すまでに時間がかかる

一から書類作成から手続きをする必要性が出てきてしまうので、分からない事だらけだと思うので調べたり等で 手元に実際にお金が戻ってくるまでに時間がかかってしまう事です。 面倒な事が苦手な人やセッカチな人は自分で手続きせずに、弁護士あるいは司法書士に依頼するのがベストです。 反対に弁護士や司法書士に頼むのには抵抗があるなどの人は自分で請求してみても良いでしょう!

家族等にバレる可能性が出てしまう

消費者金融やクレジットカード会社などの貸金会社とのやり取りがしばらく続くので、自宅に関係書類が届いたりして 家族等にバレてしまう可能性が出てきてしまいます。 もう借金の返済が終わっていたとしても、家族に借金していたことがバレてしまうと揉め事のきっかけになったり するのでなるべくバレたくはありませんよね。

本来の返還額が取り戻せない可能性がある

自分で過払い金を請求しようとなると、貸金業者も素人なのをいいことに本来取り戻せる金額で提示せずに 100パーセント返ってくるところが30パーセントになったりすることも十分に考えられます。 また、中々和解せずに裁判まで持ち込んでくる業者もあったりします。 自分たった一人で裁判の戦いとなると結構なハードルの高さとなりますね。

今後一切請求先の会社との取引が出来ない

過払い金が発生していれば実際に返還請求は出来ますが、今後はその請求した先の会社に借り入れする事は出来なく なります。 まあ考えてみれば分かりますが、当時の契約を理解した上で借りていたわけなので、いくら返還請求出来るとしても 話が良すぎるという事になりますね。 今後お金を借りたい予定のある人は、 請求先の会社に固執しなければ他にも会社はあるので新たに借り入れしたい場合には、 その会社から借りればいいですね。

過払い金請求のおおまかな流れ

  • 貸金業者に取引履歴を請求
  • 取引履歴を参照に引き直し計算
  • 過払い金が発生しているようであれば貸金業者へ返還請求
  • 和解されればお金が戻ってくる
  • 和解されなければ裁判で争う

過払い金請求は10年で期限切れ?時効で請求は出来ない?

過払い金は最高裁が不当な利得の請求権を認めてから返還請求する事が出来るようになりました。

しかし、いつまでも請求が出来る訳ではなく、貸金業者との最後の取引から10年以内と決められています。

10年を過ぎれば消滅時効として請求をしても一切認められません。

よく勘違いをする方がいますが、過払い金が認められてから10年ではなくて最後の取引から10年以内とされています。

返済中の方はまだまだ期限が切れることはないと思いますが、借金を完済されいる方はもしかしたら期限切れを 起こしているかもしれません。

もし、思い当たる節が少しでもあるのであれば、なるべく早めに弁護士や司法書士に相談してみると良いでしょう!

現在の借金状況は?任意整理と過払い金請求の違い

よくよく勘違いされがちである任意整理と過払い金請求の違いについて解説していきます。

過払い金は払いすぎた利息分を返還請求して取り戻す事が出来ると先ほどで触れましたが、過払い金請求は過払い金が発生していれば可能です。

しかし、現在の借金状況によって手続き上、任意整理になるのか、それとも過払い金請求となるのかが変わります。

本来であれば過払い金請求というのは借金を完済している状態で返還を求めるものです。

しかし、借金を返済している場合に過払い金があったとすると、その過払い金と借金の残りを相殺する事が可能で、それでも借金がまだ残るようであれば任意整理となります。

反対に過払い金の方が上回って借金がなくなれば過払い金請求として手続きをする事が可能です。 しかし、この場合でも一旦任意整理として扱われる場合があります。